スクウェア・エニックス・ホールディングス(スクエニ)は、4月30日に、2024年3月期に約221億円の大きなお金の損失を発表しました。その理由は、ゲームを作るために使ったお金がもう無駄になるからです。彼らは進めていたゲームの制作をやめることにしたため、これまでにかかったお金を全部損失として書き記しました。この発表で、ファンたちの間には大きな揺れが広がっています。
発表では、今後は大事なリソース(お金や人)を使うゲームを選んで、それに集中すると言っています。3月27日に行われた会議で、スクエニの取締役たちは、HD(ハイ・デフィニション)ゲームの開発計画を見直すことを決めました。そして、その見直しの結果、中止するゲームのことを話し合ったと言っています。
スクエニが言う「HDゲーム」とは、例えば「ドラゴンクエスト」や「FINAL FANTASY」など、高画質で楽しめるゲームのことです。ただし、大きなオンラインゲームやスマホゲームはこの話の中では別のカテゴリーです。
発表では具体的にどのゲームが中止されるかは言っていませんが、SNS(ソーシャルネットワークサービス)では、この大きな損失から、大規模なゲームの中止を心配する声が多く聞かれます。特に、あまり情報が出てこない「ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎」(ドラクエ12)のことを心配する声が多いようです。
スクエニは、「強力なゲームを作ることに頼りすぎていた」と言っています。これまで「FINAL FANTASY XVI」「ファイナルファンタジー ピクセルマスター」「FINAL FANTASY VII REBIRTH」などの大きなタイトルをたくさん作りました。でも、発売後はあまり話題にならず、失敗も多かったんです。それで、今後はよりよい新しいゲームを作るために、リソースを集中させて、クオリティの高いゲームを作ることを考えています。
このような経営戦略の一環として、4月1日に組織を再編し、4月30日に大きな損失を発表したと思われます。
株式市場では、この発表の後、スクエニの株価が上がりました。彼らが大きな損失を計上するにもかかわらず、市場では期待が高まったようです。
ただし、ドラクエやFFのファンたちにとっては、どのゲームが中止されるのか気になるところです。スクエニは、5月中に2024年3月期の通期決算と中期経営計画を発表する予定です。また、5月27日は「ドラクエの日」と呼ばれていて、ドラクエシリーズの新作情報が出ることが多い日です。今年は特に注目されることでしょう。
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