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登山用のゲイター(スパッツ)は、砂や小石、雨の侵入を防ぐのに役立ちます。山での装備選びや使い方について考えましょう。

未舗装のトレイルを歩く登山では、草に露がついたり、道がぬかるんでいたりするため、靴やパンツの裾が汚れたり、靴の中に砂や小石が入り込んだりする問題が起こりやすくなります。そのような状況に対処するために、ゲイター(スパッツ)が役立ちます。ゲイターは膝下から靴の上を覆い被せるように使われ、これらの問題を解決するのに非常に役立ちます。この記事では、登山ガイドの上田洋平さんの監修を得て、さまざまなタイプのゲイター(スパッツ)の正しい使い方や選び方について紹介します。


登山用ゲイターの利点と役割

登山用のゲイター(スパッツ)は、快適な登山をサポートするためのアイテムですが、必須アイテムではありません。季節やコースの状況、当日の天候を考慮して、ゲイターの使用を検討しましょう。

ゲイターには、次のような役割があります。

  1. 雨や雪の侵入を防止する 登山中に靴の中が濡れると、快適さだけでなく体温の低下も招きます。ゲイターは、雨水や雪が靴に侵入するのを防ぎます。
  2. 砂や小石の侵入を防止する 岩や砂利の多い登山道では、砂や小石が靴に入ることを防ぎます。
  3. パンツを汚れや擦り傷から保護する 公共交通機関を利用して山に行くとき、靴やパンツが汚れるのは避けたいものです。また、木や岩に擦れることでパンツが傷むこともありますが、ゲイターを使用することでこれらの損傷を防ぐことができます。
  4. 防寒対策として 天候が変わりやすい登山では、体温の低下を防ぐのに役立ちます。

登山用ゲイターの選び方

ゲイター(スパッツ)は、さまざまな用途で活躍しますが、それぞれの目的に特化した製品もたくさんあります。デザインだけでなく、機能面も重視して選ぶことが重要です。

汎用性を重視するなら、膝下丈のゲイター(スパッツ)が適しています。日本の登山道は草原ではなく、草木が生い茂る森の中を歩くことが一般的です。草木についた露も足元を濡らす原因となりますし、雪道では膝まで雪に埋まることもあります。

濡れや汚れを防ぐためには、膝下までのゲイター(スパッツ)がおすすめです。これによって、砂や小石の侵入も防げます。

素材には防水性の生地と撥水性の生地があります。通常の雨ならば撥水性のものでも対応できますが、長時間の雨には耐えられません。汎用性を求めるならば、高価ですがGORE-TEX(ゴアテックス)などの防水性のものを選ぶことをおすすめします。膝下丈のゲイター(スパッツ)は防風効果もあり、寒さ対策としても有効です。


このゲイターは膝下丈の「ロングゲイター」として、非常に軽量でありながらも頑丈な製品です。重さはおよそ140gで、耐水圧10,000mm、透湿性7,000g/㎡の防水透湿素材である「Pertex® Shield(パーテックス シールド)」を主素材として採用しています。そのため、軽量でありながら防水性にも優れ、雪山登山など幅広いシーンで活躍します。

「Pertex® Shield(パーテックス シールド)」は防水性だけでなく、蒸気を適切に排出する透湿性も特徴的です。通年での使用はもちろん、長時間の雨天での着用時も快適さを保ちます。

軽さやフィット感を重視する場合は、ショートゲイター(スパッツ)がおすすめです。

ロング丈のゲイターは着用時のごわつきや持ち運びの際のかさばりといった難点があります。これらのデメリットを克服し、フィット感や軽量性を重視したのがショートゲイター(スパッツ)です。

ショートゲイターはフィット感を重視し、ストレッチ素材を使用しています。防水性は一般的にはなく、主にトレイルランニングやライトハイキングなどの短時間の使用を目的としています。少量の雨を防ぎ、砂や小石の侵入を防止することが主な目的であり、長時間の雨や雪山での使用には向いていません。

ショートゲイターのメリットは、ストレスのないフィット感と軽さです。非常にコンパクトになるため、持ち運び時にかさばりません。山に行く予定がない場合でも、バックパックに忍ばせておくことが簡単なサイズです。


このゲイターは、軽量でしなやかな薄手のソフトシェル素材を使用し、ローカットシューズに最適なショートゲイターです。一般のゲイターと異なり、足裏にワイヤーやベルトを通す必要がなく、ワンタッチで着脱できるのが特長です。

防水性はありませんが、ナノレベルの撥水加工を施した繊維が水をはじき、高い撥水性を発揮します。また、通気性にも優れており、ムレやべたつきの心配がありません。さらに、100回の洗濯を繰り返しても撥水性を保持する耐久性も兼ね備えています。

アイゼンを使用する際は、雪山専用のゲイター(スパッツ)が適しています。

ゲイター(スパッツ)は一般的に「3シーズン(春〜秋)向け」と「冬向け」の2つに分かれます。これらの違いの大きな一つは、使用されている素材です。

冬向けのゲイター(スパッツ)は、雪山でのアイゼンの歯に引っ掛けても生地が切れにくい特殊な素材を採用しています。また、生地が分厚く丈夫なのが特徴で、基本的には防水性の素材が使われています。

ただし、冬向けのゲイター(スパッツ)を他の季節に使用することはお勧めできません。それは、蒸れなどの問題が発生する可能性があるためです。ただし、3シーズン向けのゲイター(スパッツ)を冬の低山で使用することは可能です。登山する際は、気温や天候に合わせて適切なゲイター(スパッツ)を選択することが重要です。


このゲイターは、メイン素材に「GORE-TEX PRO」という、ゴアテックス素材の中でも最も透湿性に優れた素材を採用しています。ふくらはぎにあたる後面にはストレッチ生地が使用されており、脚にしっかりフィットします。登山中の激しい動きでもストレスを感じません。

また、下部や面テープ前面には、ポリウレタンコーティングを施した300デニールのナイロン生地が配置されています。これにより、岩や木、シューズのかかとなどによる傷みや裂け、破れにも強いゲイターとなっています。

登山用ゲイターの取り付け方法

登山用ゲイター(スパッツ)の正しい取り付け方法を紹介します。一般的なゲイター(スパッツ)の取り付け方法ですが、製品によって仕様が異なるため、購入した際には必ず製品に付属の取扱説明書を参照し、実際に装着方法を試してみてください。

  1. ゲイターの左右を確認する

ゲイターには左右の区別があります。タグやラベルで示されている場合がありますので、装着前に必ず確認しましょう。左右を間違えると装着がうまくいかない場合があります。

  1. 開閉部(ベルクロやジッパー)を整えて足に装着する

ゲイターをふくらはぎまたは足首に巻きつけます。開閉部はしっかりと閉め、雨や雪が侵入しないように注意してください。ゲイター下部のストラップはシューズの底部に通します。

  1. 上部のコードを締める

ゲイター上部にあるコードやボタンを締めて、ゲイターをしっかりと固定します。

  1. シューズとゲイターを連結、固定する

ゲイター下部正面のフックを、シューズの靴紐に引っ掛けて固定します。靴紐の先端にフックを引っ掛けると、ゲイターが外れにくくなります。

  1. バランスを整える

最後に、下部のストラップ、コード、フック位置を調整してバランスを整えます。各部の調整が適切であれば、ゲイターが外れにくくなります。靴のフィット感に合わせてストラップの長さを調整すると、装着時の快適さが向上します。

ゲイターを装着するタイミング

ゲイター(スパッツ)を装着するタイミングは、天候や山の路面状態に応じて適切な判断が必要です。基本的には、「活動開始前」に装着することが勧められます。つまり、登山口までの移動中に、屋内や車内での待機中に装着する必要はありません。なぜなら、雨が本降りになってから装着すると、靴の中が濡れる可能性が高まるからです。

もし雨が降っている場合は、屋外に出る前に装着しましょう。既に野外にいる場合は、天候が悪化する前に装着することをお勧めします。

さらに、当日が晴れていても、前日に雨が降った場合は、事前にゲイター(スパッツ)を装着することを考慮してください。なぜなら、前日の雨で道がぬかるんでいたり、草や枝が濡れている可能性があるため、シューズやパンツが濡れやすくなるからです。

ゲイターが破れたら・・・

ゲイター(スパッツ)は、シューズやパンツを保護する役割を果たすため、使用に伴い摩耗し、破れたり穴が開いたりすることがあります。

登山中にゲイター(スパッツ)が破れた場合、その役割を果たせなくなります。このような緊急の状況に役立つのが「ダクトテープ」です。

ダクトテープは一般的な粘着テープよりも粘着力が強く、強度も高い特性を持ちます。ゲイター(スパッツ)の修理だけでなく、バックパックや登山ブーツ、ダウンジャケット、レインウェアなど、他の登山用具が損傷した場合にも応急処置として使用できます。一つ持っておくと役立つ小道具です。

また、アウトドアブランドから販売されている補修用テープもあります。「リペアシート」と呼ばれるこれらのテープは、携帯性が高く、強力な粘着力や防水性があります。リペアシートを携帯しておくこともおすすめですが、貼った後はメーカー修理が難しくなる場合があるため、注意が必要です。


スター商事から提供される六角形と長方形の2種類のパッチが含まれています。

GEAR AID(ギアエイド)のリペアシートは、穴が開いたときに迅速かつ簡単に修復できる便利なアイテムです。あらゆる種類のGORE-TEXウェアを修復でき、米GORE-TEX社も認定しています。

パッチを貼る際は、補修箇所を清潔で乾燥した状態にし、パッチをしっかり押し付けます。アイロン(低温設定)を使用するか、乾燥機の低温モードで乾かすことで、粘着力が向上し、洗濯しても剥がれません。

また、GEAR AIDからはシルナイロン製のテント、フライシート、ポンチョ、スタッフバッグなどにも貼り付けられる「シルナイロンパッチ」も販売されています。

ゲイターを上手に活用して登山の快適性を向上させよう

必須アイテムとは言えないかもしれませんが、登山中に快適さをもたらしてくれるゲイター(スパッツ)。その種類の多さから、どれを選ぶべきか迷うこともあるでしょう。しかし、山の路面状況や季節、当日の天候を基準に選ぶことで、最適な製品を見つけることができます。

ここで紹介した内容を参考に、ゲイター(スパッツ)を賢く活用して、登山の快適性をさらに向上させてみましょう。


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