箱根・強羅にある名旅館「強羅花壇」。
今回宿泊するのは、実は2度目です。
一度泊まって満足した宿に、もう一度泊まりたいと思うことは意外と少ないもの。でも強羅花壇は、前回泊まったあともずっと「また行きたい」と思っていた宿でした。
そして今回、再び宿泊。
結論から言ってしまえば、
やっぱり最高でした。
初めて泊まったときの感動が思い出補正だったわけではなく、2度目でも「ここはいいな」と素直に思える。
豪華だからというだけではなく、客室、温泉、庭、料理、館内の空気感まで、滞在中ずっと心地いい。
今回は実際に撮影した写真とともに、2度目の強羅花壇を振り返ってみます。
強羅花壇は部屋タイプや宿泊日によって料金が大きく変わります。気になる方は、まず希望日の空室と宿泊プランを確認してみてください。
強羅花壇へ。2度目だからこそ感じる安心感
初めて高級旅館を訪れるときは、どうしても少し緊張します。
でも今回は2度目。
「またここに来られた」
という感覚のほうが強く、最初からかなりリラックスして滞在できました。
強羅花壇には、いかにも豪華なホテルという派手さとは少し違う魅力があります。
館内へ入ると、木、畳、石、障子といった和の素材が自然に使われていて、とても静か。
特に印象的なのが館内の長い廊下です。
磨かれた黒い床に木組みの天井。大きな窓の向こうには緑が広がります。
何か特別なことをしているわけではないのに、ただ歩いているだけで気持ちが切り替わっていく。
この「宿にいる時間そのものを楽しめる感じ」が、強羅花壇の好きなところです。
客室は「豪華」よりも「落ち着く」という言葉が似合う
今回の客室も、やはり素敵でした。
格子戸を開けて部屋へ入ると、畳を中心にした純和風の空間。
床の間には花が生けられ、低いテーブルと座椅子、そして庭を眺められるソファスペースもあります。
寝室側には低い位置にベッドが設けられていて、和室の雰囲気を壊さず、それでいて快適に眠れるつくりになっていました。
個人的に強羅花壇で好きなのは、このバランス。
昔ながらの旅館をそのまま残しているのではなく、
「和の旅館に泊まっている」という感覚は残しながら、実際に過ごす部分はきちんと快適。
洗面スペースやトイレもすっきりしていて、古さを楽しむ旅館とはまた違います。
余計な装飾で豪華さを主張してこないのも好印象。
部屋の中でしばらく何もしないで過ごしたくなる。
そんな客室でした。
庭を眺めながら入る露天風呂。この時間が最高
そして今回も楽しみだったのが温泉。
写真を見返しても、ここは本当にいい。
岩を組んだ湯船の周囲には苔や木々があり、庭と温泉がひとつにつながっているように見えます。
温泉そのものはもちろんですが、強羅花壇ではお風呂から上がったあとも含めて温泉という感じがします。
湯船につかる。
庭を見る。
部屋へ戻る。
少し休む。
また入りたくなったら温泉へ。
時間を気にする必要がありません。
観光地へ来ると、つい「あそこにも行こう」「次はここへ行こう」と予定を詰め込みたくなりますが、強羅花壇に泊まるなら、むしろ宿にいる時間を長めに取ったほうがいいと思います。
何もしない時間が、もったいなくない宿です。
なお、現在の強羅花壇には大浴場のほか、源泉掛け流しの貸切露天風呂もあり、公式サイトによれば3本の源泉を所有、そのうち2本は庭園内から湧出しているとのこと。
夕食は「一皿ずつ出てくる時間」まで楽しい
そして、強羅花壇に泊まる大きな楽しみのひとつが食事です。
夕食は本格的な懐石料理。
写真を見返してみると、器まで含めて一皿一皿がきれいです。
先付や椀物、造り、焼き物、煮物などが順番に運ばれてきます。
一度に豪快に並べるタイプではなく、少しずつ料理を楽しんでいくスタイル。
だからこそ、
「次は何が来るんだろう」
という時間も楽しい。
写真だけを見ると量は控えめに感じるかもしれませんが、品数があるので食事が進むにつれてしっかり満足感が出てきます。
強羅花壇の公式サイトでも、懐石料理について「旬の食材」「素材の持ち味」「相手への心配り」を重視し、季節・月ごとに献立を用意すると案内されています。
実際、ここは単に高級な食材を並べる料理ではないと思います。
器、盛り付け、量、出てくる順番。
全部を含めて一つの食事になっている。
旅館の夕食って、こういうものであってほしい。
そう思わせてくれます。
派手ではない。でも、ちゃんと記憶に残る料理
個人的に印象に残ったのは、「派手すぎない」ということ。
見るからに豪華な料理をドンと出して驚かせるというより、一皿ごとに丁寧。
造りも、椀物も、焼き物も、それぞれ器との組み合わせがきれいです。
朱塗りのお盆の上に料理が置かれると、それだけで旅館らしい特別感があります。
そして不思議なのですが、こういう料理は旅行から帰ったあとに写真を見返したくなるんですよね。
「ああ、これ美味しかったな」
と、そのときの空気まで思い出す。
強羅花壇の食事は、そんな料理でした。
朝食まで一切手抜きなし
旅館でかなり重要だと思っているのが朝食です。
夕食は素晴らしいのに、朝になると急に普通になる宿もあります。
強羅花壇は、その心配なし。
焼き魚を中心に、小鉢、汁物などが並び、朝からしっかりとした和朝食を楽しめました。写真には焼き魚を中心とした朝食膳や、果物・甘味も残っています。
焼き魚だけでもご飯が進みます。
夕食をしっかり食べた翌朝なのに、不思議と食べられてしまう。
旅館の朝食には何度経験してもこの現象があります。
公式サイトでは、朝食は和定食または洋食を選択できると案内されています。
個人的には、こういう旅館ではやっぱり和朝食を選びたくなります。
朝食を食べて、お茶を飲んで、もう一度温泉に入る。
この流れ、最高です。
庭が美しい。だから部屋から出なくてもいい
今回の写真を見返して改めて感じたのが、庭の美しさでした。
苔、石、木々、水。
派手な庭ではありません。
でも、だからこそずっと眺めていられます。
光の入り方によって表情が変わり、温泉に入りながら眺める景色と、部屋から眺める景色でも印象が違います。
箱根には観光スポットがたくさんあります。
ただ、強羅花壇に泊まった日は、
「もう今日はどこにも行かなくていいか」
と思えてしまう。
これは個人的には、かなり贅沢なことだと思います。
2度泊まって分かった。強羅花壇は「また来たい」と思わせる宿
初回の宿泊では、
「すごい宿だった」
という印象が強く残りました。
でも今回2度目に泊まって感じたのは少し違います。
「やっぱりここ、好きだな」
でした。
高級旅館なので、決して気軽に泊まれる価格ではありません。
それでも、また泊まりたいと思う。
客室だけがいいわけでもない。
温泉だけでもない。
料理だけでもない。
建物、庭、客室、温泉、料理、サービス、そして館内に流れている静かな時間。
それら全部を含めて強羅花壇なんだと思います。
そして2度泊まって、2度とも最高だった。
これはかなり強いです。
一度だけなら偶然ということもあります。
でも二度目でも同じように満足できると、「また来よう」という気持ちになります。
強羅花壇はこんな人におすすめ
特におすすめしたいのは、記念日の旅行、夫婦やカップルでの箱根旅行、温泉宿そのものを楽しみたい人、観光よりもゆっくり過ごす旅行が好きな人、食事を重視して宿を選びたい人です。
逆に「朝から晩まで観光して、宿は寝るだけ」という旅なら、強羅花壇の魅力を十分に味わえないかもしれません。
せっかく泊まるなら、早めにチェックインして宿で過ごす。
これがおすすめです。
現在の公式案内ではチェックインは15時、チェックアウトは11時。所在地は神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300で、強羅駅到着時に連絡すると送迎車による迎えも案内されています。
まとめ|3度目もきっと泊まりたい
強羅花壇、2度目の宿泊。
今回も最高でした。
むしろ一度目より、好きになったかもしれません。
初めてのときは建物や料理、温泉の素晴らしさに驚きます。
二度目になると、それ以上に、
「ここに来ると落ち着く」
という感覚が強くなりました。
高級旅館はいろいろありますが、「また泊まりたい」と心から思える宿はそう多くありません。
強羅花壇は、自分にとってそんな一軒です。
次はいつ泊まれるだろう。
チェックアウトしたばかりなのに、そんなことを考えてしまう。
たぶん、それがこの宿への一番正直なレビューだと思います。
2度泊まって、2度とも最高。
3度目も、きっとあります。
2度泊まって、それでも「また泊まりたい」と思えた強羅花壇。 箱根で特別な一泊を考えているなら、一度宿泊プランをチェックしてみてください。












































